2017.10.31イワナの渓へ

9月以来となる近郊のイワナの渓へ。寒くなってきて朝起きるのがつらくなってきた。日の出と共に釣り始める予定だったが寝坊をしてしまい、昼過ぎから始めることに。とても天気が良く、絵にかいたような秋晴れの中、今年何度か入った川を釣りくだる。この川はイワナ以外は住んでいない。さらにこの川のイワナは食い気がはっきりとしていて食うときは入れ食い、食わないときは3時間アタリすらない。その食わない時にあたってしまった釣り人は「まったく釣れない川」という烙印を押してしまう、そんな川である。私は初めての入渓でよい思いをしたのでその後度々訪れたが、9月初めからアタリがピタッと止まってしまった。恐らく繁殖活動のためと思われるが、いまいち理由は定かではない。この日もあまり期待をせず、秋晴れの美しい流れを眺めるついでに釣りをする、ということでやってきたのだ。


だが予想に反し、国道から降りてすぐの支流との合流点で早々に25センチほどのイワナが釣れてしまう。一匹釣れてしまうと欲がでるもので急に期待大の前のめりな釣行となってしまう。
草木は葉が落ち見渡しが良く、熊の恐怖もあまり感じない。1キロ弱のコースを期待と共に軽快に釣り下るが、最初の1匹以来まったくアタリが無いまま1時間ほど経過。ポイントへのアプローチも雑になってくる。そんな中下の画像のポイントに到着。この位置から写真を撮っている時点でアプローチが雑なことは一目瞭然だ。川に影が落ちてしまっている。


右側の岸に上がりキャスティングが可能かどうか頭上を見上げると見事に枝がせり出している。サイドキャストで流れ込みに毛ばりを落とすが落としたかった流れより30センチほど手前に落ち、いつものようにがっくし。まぁ、打ち直すよりはましかと考えそのまま流すとなぜかラインが上流に向かって動き始める。ゆっくりアワセるとグググと反応がある。全く期待していなかった待望のアタリだ。ここ2か月ニジマスばかり釣っていたので正直物足りない引きだ。なにかこう、もっそりした引きだ。そんな感じなので大きさの目処も付かず少し泳がせながらネットに入れると、予想外の大きさにびっくり。初めての尺上イワナ(35センチ)であった。


こんな渋いイワナは初めて見た。早々に撮影をし元気なままリリースできた。もう今日は帰ろうかなと思ったが国道に出る道も無いため予定している地点まで進むことにした。途中流れがほとんどないプールで魚を目撃する。見るからにやる気のない感じだ。上流から流れてくる落ち葉やゴミにダラダラとアタックをしている。そんなのを見てしまったら毛ばりを落とさざるを得ない。数回キャスティングミスをするも逃げずにダラダラ泳いでいる。完全に相手は油断していた。ついに口先30センチ上流に落とすことに成功。イワナは口を開けて私の毛ばりが流れてくるのを待っていた。尺に少し足りないきれいなイワナであった。


その後いくつかの大場所に毛ばりを流すもまったくアタリが無いまま脱渓地点に到着。脱渓地点の橋は工事中で国道にあがる階段が設置されており余裕の帰路となった。
恒例のゴミ拾い。この日は脱渓地点の橋の下にて。


一部のドライバーにとって橋の下はゴミ箱と同義なようで、よくまとまった大型のゴミが大量に落ちています。拾って持ち帰るのはそんなに大変じゃないが、帰宅後の分別が大変な作業。せめて分別して不法投棄してほしいものだが...

2017.10.10近郊河川

この日は早朝6時から近くの川へ入る。天気は小雨混じりながらこの時期としては暖かく、震えるほどの寒さではなかった。昨夜から気温の大きな下降は無く水温も安定しているようで期待をして川に入った。
この時期、日の出直後から活性が上がることはまずなく、1時間位経ってからが本番となる。川幅がありポイントが多いエリアのため短い区間を往復しての釣りだ。往路は復路のことも考えつつなるべく場を荒らさぬよう、あまり水には入らずに竿を振った。
案の定往路の1時間はほとんどアタリも無く淡々と川を下った。折り返し地点直前にある岩の下が気になり第一投。水深約40センチ、岩のえぐれもそれほど深くない地味なポイント。写真ではわかりにくいがせり出している枝に毛ばりが当たり、不自然な落下となってしまう。今のミスでこのポイントは潰してしまったか、と思いつつ第二投。
ニジマスが出た岩陰のポイント

食いつくであろうポイントの30センチほど上流に落としたかったのだが、まさにポイントの真上に落としてしまい、ああやってしまったなと諦めかけたその時、岩陰からゆっくりと毛ばりを追う魚体が。魚体が見えるといつもの「ラインを見てのアワセ」が急に難しくなる。ここで毛ばりを見てのアワセだとニジマスの場合確実に早アワセとなる。焦る気持ちを押さえつつ魚を見ずにラインに視線を集中させた。ラインが張った。軽く竿をあおる。竿にしっかりと魚の重さがのる。竿が腰からギュイーンと音を出して曲がる。竿を立て岩陰に逃げ込もうとする魚に抵抗する。上流下流に何度か走ったのち、ロッドを持たない手でラインを手繰り、ランディングネットを構えるが再びものすごい力で走り出す。あわててラインを手放し、ロッドのしなりでその力を受け止めた。両手で竿を持たないといけないくらいの強烈な引きに、ライン切れも頭をよぎったが、最後は魚が体力を使い切りネットに収めることができた。
33センチの野生ニジマス

33センチのニジマス。私としては十分立派なサイズに何とも言えない気持ちになり、一人小さくガッツポーズをした。毛ばりはバーブレスのためネットの中で自然と外れ、手早く計測と撮影を済ませ無事にリリースできた。あまりにも魚の反応が悪かったので途中から#18というとても小さい毛ばりを結んでいた。毛ばりの大きさと魚の大きさはやはり比例しないのだろうか。いずれにせよ作戦がぴったりはまった会心の一匹となった。キャスティングのミスはあったのだが...
その後、いくつかの本命ポイントではアタリが無く、やはりいつもと違う場所に魚は居ると予想。普段は落とさない浅場で20~25センチのニジマス5匹を加え、釣りを終え入渓地点へ戻った。
実釣2時間、約1キロほどの初秋の釣行であった。
竿を仕舞ってから車までの間、恒例のゴミ拾いウォーク。この日の収穫。ゴミは分別してゴミ箱へよろしくです。
釣り場のゴミ拾い